No.28 アカスジチュウレンジ

バラの葉の上で春から秋にかけてよく見かける害虫です。
発生初期には群生して成育していますが、成育するにつれ拡散しながら葉を食害します。これによりバラの木では葉の固い主脈部分だけを残して丸坊主にされることがあります。

◆ 特徴や発生の仕方
  • 幼虫はうすい緑色し、大きめの黒い斑点を体側に付け、小さな斑点を背中に持っています
  • 3対の黒い前足で葉につかまり、体をくの字に曲げてるいるのが特徴です
  • 年に3~4回発生しますが、中でも5月頃が一番活発な時期です
◆ 被害の受けやすい種

これに似た害虫は多くの種を食害しますが、この虫に限ってはバラにのみ発生します

◆ 防除の方法
  • 若齢幼虫は葉先に群生して付くので、見つけ次第摘み取り、捕殺するのが一番効果的です
  • この虫には毛が生えていないので、スミチオン乳剤、オルトラン液剤等の薬剤がよく効きます
◆ 被害の現れ方

バラの葉を集団して食害するアカスジチュウレンジ
【 仙台市泉区 】

2017年4月3日
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