No.31 ウチジロマイマイ

ヒノキやイブキなどのビャクシン類に発生し、生け垣などに激害をもたらす害虫です。
筆者の通勤コースの住宅生け垣で、枯れかかっている数本のニオイヒバがありました。
近づいて観察すると盛んに成虫が飛び交っており、既に幼虫による食害の後でした。
写真ほどの被害だと、新しい新芽の発生は見込まれずに枯れてしまう心配があります。
的確な防除を行う必要性があります。

◆ 特徴や発生の仕方
  • 幼虫は、体長が30mm内外で、頭部は黄褐色のほかに緑褐色するものもあり、背部と脇部に灰白色の帯があります。
  • 成虫は、羽を拡げると幼虫の大きさと同じ30mm内外です。
  • 全体に暗灰色で、前部に薄い斑紋があります。
  • 年に2回発生し、幼虫に食害される時期は6月と9月頃です。
◆ 被害の受けやすい種

ヒノキ、カイヅカイブキ、ニオイヒバなど、コニファー類に注意が必要です。

◆ 防除の方法
  • 年2回発生する若齢幼虫に対して、適期の薬剤散布が効果的です。
  • ケムシ以外に影響を及ぼさないBT剤(生物農薬の散布)が効果的ですが、作用性の異なる殺虫剤との併用が望ましいです。
◆ 被害の現れ方

被害が酷いと枯れる場合もあります。
ここでは約半数が激害に遭いました。来年の芽吹きが心配です。

電柱にとまっている成虫(H30.6)

2018年7月23日
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