No.16 モンクロシャチホコ
シャチホコガ科の昆虫で、
名の由来は蛾である成虫をシャチホコに見立てたものから
その名が付いたと言われています。
9月~10月頃に、桜類の葉を食い尽くす害虫は「モンクロシャチホコ」!
といわれるほど、当地方では普通に生息しており、
桜毛虫とも言われるメジャーな害虫です。
体表面は赤黒く、つぶすと青汁が出ます。
あるブログではこの虫を食べると桜の香りがして
とてもおいしい虫だと話題になっています。
◆ 特徴や発生の仕方
- 秋に赤褐色の毛虫が葉裏に群生し葉を食害します。
- 生息密度が高く、群生して食害されると樹木全体が丸坊主になります。
- 秋に大発生すると来年の花芽も食われてしまい、翌年の開花に影響します。
◆ 被害の受けやすい種
*サクラ等のバラ科など。
特にサクラは広範囲・単木的に異常発生する。
◆ 防除の方法
- 若齢幼虫のテント状に作った巣を枝毎切り取り、焼却や足で踏みつぶす。
- 薬剤での防除は、葉裏にディプテレックスやスミチオン乳剤を散布するのが有効。
◆ 被害の現れ方
路上に落下した成熟幼虫
これを食べる人もいるとのこと
2015年10月26日